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民営化

財政再建策として公共施設の民営化がありましたので、それについて今回は書きたいと思います。


民営化の対象になっているのは、ぷるる、まおまお、保育園等です。


民間が黒字経営できるであろう保育園は、やり手が現れれば問題なく民営化できると思います。


ただ、牧之原市や県東部の保育園での事故や事件を考えると新規参入する法人があるか、少子化が進む中で手を挙げる法人がいるかは疑問です。


なにより、民間は赤字事業は容赦なく切り捨てますので、地域の子育て拠点が、ある日突然なくなるなんてことも考えられます。


一方、ぷるるはプールとジム、お風呂が常設された健康増進施設ですので、ミラフィットネス、ライザップといった大手が参入すれば、民営化は期待できるかもしれません。


しかし、本来の目的であったはずの市民の健康増進とリクレーションという部分は薄れ、会員制や高い利用料になることが想像できます。


ぷるるはやり方によっては可能性がありますが、困るのがまおまおです。


ケーブルテレビは、そもそも中部電力の送電線による電波障害を解消するために設置され、デジタル波になった時も、そのまま継続されました。


加入率も年々低下する一方、設備更新等に費用が掛かるようになっています。


まおまおが独立して、採算が取れるとは現時点では考えられませんので、廃止するとなると、全世帯がデジタル対応アンテナを設置する必要があります。


旧御前崎町民からすれば、無料でサービスが使えるということで、アンテナを外し、ケーブルテレビに加入し、いつの間にか月々の利用料を払わされて、挙句の果てには、自分でアンテナを立ててなんて話になるわけです。


もしそういうことになれば、デジタル放送になった時に判断を誤ったということになります。


高齢化が間違いなく進みますから、テレビを使ってネット注文ができる、パソコンが使えなくてもテレビで申請ができるみたいな仕組みを導入してから、ケーブルテレビ事業を独立させるような投資が必要になると思います。


民営化と簡単に言いますが、そもそも儲からないから公共事業でやっているわけです。


まずは、民間企業ならどう経営を立て直すかの視点で考える必要がありそうですね。


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