今朝の新聞に、静岡県内の各市町のラスパイレス指数が発表されたという記事が載っていました。
毎年夏頃、各自治体の給与に関する調査があり、その結果が今回発表されました。
このラスパイレス指数というのは、国家公務員の給料の平均を100としたときに、御前崎市の職員の給料はどのくらいだという数字で、当市は97.5という結果でした。
具体的には、35歳の国家公務員が30万円給料をもらっていたとすれば、御前崎市の35歳職員の給料が292,500円だということです。
私が総務課にいた25年前は、ラスパイが90くらいだったのでだいぶ改善されています。
ただ、これには難解な仕組みがあって、比較する年齢幅が5歳刻みであること、国の職員の昇格スピードが異常に早いことで単純に数字だけでは比較できません。
わかりやすく言うと、新規採用職員の給料は国も地方も同じです。
それは、国の給料表を市も使っているからです。
ただ、国の職員は30歳前後で係長まで昇格しますが、市は40歳前後、国は55歳くらいで天下りがありますので、人が減るという実態があり、中間層では国の給料が良くて、高年齢になると地方と同じか地方の方が良くなる傾向があります。
また、これには手当が反映されていないということもあり、実際に管理職手当を加えると国より市の方が高くなると思います。
先にも話しましたが、財政難を乗り切るために給料カットをという話がありますが、やっぱりカットするのは管理職層ということになるのかもしれませんね。
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